カナダ旅行3日目はバンクーバー&リッチモンドからこの度最大の目的ナイアガラの滝を見るべくトロントへ移動。早朝の飛行機に乗るため宿を早朝にチェックアウト。(トロントで二泊した後再びこちらの宿に帰ってくるのでスーツケースは預かってもらいました)宿のお話はまた改めてじっくり書くことにしますが、本当に親切で気さくでサービス精神旺盛なオーナーのおもてなしに感動しどうしだったのです。
宿から空港までもオーナーの運転でスムーズに移動。朝食付きの宿だったのですが、時間が早すぎて食べられない旨を伝えると…

飛行機でお食べ、って朝食を用意してくれました。ありがとーー!丸ごとのリンゴが外国感満載で嬉しい。そして、こちらで用意してくれるマフィンがどれも美味しくて最高でした!ジップロックってこんなに空気抜けるんだ!ってくらいの真空状態。素晴らしすぎる!
そんなこんなでバンクーバーからトロントへ!朝6時バンクーバー発→午後1時38分にトロント着なんですが、乗ってる時間は5時間。トロントとバンクーバーの時差は3時間とのこと。国内で時差があるって、聞いていはいたけど実際体感すると不思議だったなぁ。正直なところ日本とカナダの時差ボケ自体がほんのり残っている状態だったので、この旅行通して体内時計はずーーっと狂っていたような気がします。
この移動ではウエストジェットを利用したのですが、機内がとにかく寒くてびっくり!眠いけど、寒くて起きる!みたいな状態でした。また、国内線だったのですが手荷物検査がかなり厳重でこちらも驚きました。手荷物検査直前に、液体物を「100ml(g)以下の容器」に入れ、それらを「容量1L以下(縦横20cm目安)の透明なジッパー付きビニール袋」に入れなければいけないことがわかり急ぎ対応したつもりだったんですが、日本で購入したばかりのニベアのボディークリームがリュックの底にあることに気が付かず。。。私の荷物ももれなく再検査の方に回され、チェックする空港職員さんの華麗な投球で私のボディークリームはゴミ箱の中へと消えていきました。。。私の場合は明確な理由がありましたが、理由が判然としないけれどもチェックされている方も多くて、予想以上に手荷物検査に時間がかかっていて、余裕を持って空港に来たはずなのに「搭乗時間に間に合う?」ってちょっと心配になりました。空港では何があるか分からないので大袈裟なくらい早めの行動をしておいて損はないなと、身に沁みて感じました。
そんなこんなもありましたが、無事トロントに到着。ホテルでチェックインを済ませてトロント市内に繰り出します!この日はそれほど目的もなく、どっかで夕食食べよーくらいな気持ちで出発。
ホテルの無料送迎バスで再び空港に行き、そこからUP Express に乗りユニオン駅へ。降り立ったユニオン駅の荘厳さに圧倒されました。

カッコ良すぎる!なんだこれは!とあれこれ調べてみました。
-ユニオン駅の歴史-
現在のユニオン駅は3代目。1858年「Grand trunk Railway(GTR)」が「Ontario,Simcoe & huron Railway」と「Great Western Railway」が隣同士で事業をし始めたのが1代目のユニオン駅の始まり。
1871年「GTR」はユニオン駅を取り壊し、1873年に二代目の駅を開業。その後利用客の増加や1904年のトロントの火災により、線路や駅の構造の見直しを考え3代目ユニオン駅の建設が始まります。設計はロス・アンド・マクドナルド建築事務所。しかし、戦争による物資不足や資金不足で完成までに長い時間を要し、1927年に完成するも、世界恐慌・第二次世界大戦が相次いで起こる。そんな日々を乗り越え戦後は路線を増やし利用客が増加。駅は賑わいを取り戻していきました。
1975年に「Parks Canada」により国定歴史建造物に決定。2000年よりトロント市が「GO Transit」と「Tronto Terminal Railways」からユニオン駅を買収し、運営している。

現在のユニオン駅は1927年に建設され、カナダで一番大きな駅として現在もたくさんの利用客で賑わっています。
建築はボザール様式。後ろにそびえ立つ近代建築のビル群に全く引けを取らない存在感!トロントを「美しく、機能的な都市」にするという当時の都市計画運動の一環として建設されたというだけあり、威風堂々とした雰囲気に圧倒されます。

駅舎が下まで入ってないのが残念すぎる写真ですが。。トロントを象徴するシンボルCNタワーと一緒に。

中に入ると、さらに圧倒されるのです。

グレートホール(大広間)の天井はアーチ状の「バレル・ヴォールト」になっており、グスタヴィーノ・タイルという特殊なタイルで美しく装飾されています。

写真では収まりきらないスケールにただただ圧倒されました。この感動を写真で持って帰れない!というもどかしさで、撮らなくてもいいかななんて思ってしまったけど、まぁまぁ記録ってことでと自分を納得させ撮ってきました。美しいアーチ、天井や柱の装飾がこれでもかと施されていて、「駅だよね?」と何度も言っちゃったくらい吸い込まれるような迫力があって、しばらく動けなくなりました。平然とここを通りすがっている地元の方たちも、私の街の駅は凄いのよ!って思っているのかな?
ボザール様式
フランス・パリの「エコール・デ・ボザール」という高等美術学校の名前に由来。古代ギリシャ・ローマの古典主義をベースにルネサンスやバロックの要素をミックスした「折衷主義」。左右対称・高い天井・凱旋門のようなアーチ、彫刻・レリーフ・円柱・大理石などがふんだんに使われる華やかなデザインが特徴。
有名なボザール様式:NYのメトロポリタン美術館、NYのグランドセントラル駅、パリのパレ・ガルニエ、東京の旧赤坂離宮
なんの予備知識もなかったユニオン駅ですが、通りすがりの駅にはならない、通りすがれない魅力に満ち満ちていて皆で感動しっぱなしでした。
帰国後調べてみたら、長いこと改修工事などをやっていたみたいで(まだ続いているところもあるとか?)数年前の写真だとグレートホールの壁に工事中の幕がかかっていたのもあったので、非常にラッキーなタイミングだったみたい。
2021年に完成・オープンした地下エリアは通ってこなかったのですが、こちらは11年越しの大プロジェクトで、GO TransitのYorkコンコースが完成、BayコンコースとVIA Railコンコースが改装、自転車駐輪場が2ヶ所増設。この工事のために地下に既存していた280本の柱を切断し一時的にスチール製の架構で支え、地下3〜4メートルを掘ってから基礎を打ち直すという工事をしたのですが、この間全て列車は通常運行。駅の上部で毎日数十万人が行き交う中、その真下で巨大な空間が作られました。11年間に及ぶ工事期間中にトラブルは一度もなかったそうです!その技術を生み出したのはカナダの大手建設事務所「NORR Architects」。Roger Centerやピアソン国際空港第二ターミナルの改装工事などにも携わったシルビオ・バルダサラ会長自らが設計や構造エンジニアリングのリーダーとして極めて重要な役割を果たしました。

たまたま撮っていたんだけど、このYORKと書かれた地下の入り口がそれなのかな?この話を知っていたら、地下も見物していたのになぁ。YORKコンコースの真下には広大なフードコートが、Bay側の地下には商業スペースが拡張されたとのこと。行ってみたかった!歴史的建造物も興味深いですが、今まさに歴史が作られた歴史的事業にも注目して周りを見ていたら旅がもっと楽しくなりますね。帰ってきてからの方が色々とリサーチしちゃうのは私の旅あるあるです。行く前に調べないと、歴史的な場所に立っている時を見逃しちゃうな。


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