2月から読み始めた坂の上の雲。
4巻の半ばにさしかかり、ようやく折り返し地点がみえてきました。
3巻の早々に正岡子規が亡くなってしまい、物語は日露戦争に突入。
日清戦争の時もそうでしたが、船のこと海軍のことを知らなすぎて、全くもって何が起こっているのか分からず
どこに砲弾がぶつかって何が大破して船がどんな状態になっているのか???
ロシア人の名前は読みづらい、漢字は難しいで、ただひたすら文字をおっている今。
この戦争はいつまで続くのだろうか、と当時の人のように思ってしまう毎日です。
正岡子規が死んでしまったことも大きいですね。
あの明るさはこの小説の中のひまわりみたいな存在だったから。
秋山真之と正岡子規の会話もとても好きでした。
そんな中にアメリカ帰りの真之が子規に語る『知恵とかきがら』の話しが興味深かったです。
人間も国も海軍も知恵と経験を積むほどに同じだけのかきがらもつけてくる。
かきがらとは固定概念のたとえ。
自分にも当てはまるところがあるな、と。
経験を積み知恵をつけると、これはこうでなきゃ、という決めつけに自分自身が捕らわれてしまい、新しい事を排除してしまうんですよね。
しかも、無意識に。
自分は間違っていないと思うから。
この真之の語りを読んでハッとして、できるかぎり柔軟で吸収力のある人でありたいと思いました。
これは、常に意識していないと、またかきがらがいっぱいくっついてきてしまうんですよね
さて、頑張って日露戦争を乗り越えるぞ
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